なぜ、添加物が含まれているの?
◆ドッグフードに含まれている添加物は安全?添加物一覧を解説
◆なぜ添加物が入っているのか?添加物が含まれている理由5つとは
◆使用制限がある添加物4つは本当に危険なのか
◆まとめ:添加物が気になるなら無添加のドッグフードを選ぼう
こんにちは、この記事を書いているpakiraです。
ドッグフードを選ぶときに、パッケージの成分表示などを見る方も多いと思いますが、その中に「ミックストコフェロール」「BHT」「プロピレングリコール」などと書かれていることがありますよね。
「これって一体何?」
「初めて見るんですけど・・・」
と思う方も少なくないでしょう。
私のその一人で、パッケージをみた第一声が「なんじゃこりゃ?意味わからん。」でした(笑)
これらは、加工しやすくしたり保存性を高めたりすることを目的として使用される「保存料」や「酸化防止剤」などの添加物で、私たちが食べるものにも使われいるので、聞いたことがある方もいると思います。
添加物というと悪いイメージに取られがちですが、ドッグフードに含まれている添加物には、栄養を補うための添加物や品質を保持するための添加物があるので、愛犬のごはんに必要な添加物を理解しておくとよいでしょう。
そこで、この記事ではドッグフードに添加物が含まれている理由を、わかりやすくお伝えします。
初めて小型犬のフードを選ぶ方や、フードを変えたいと悩んでいる方は参考にしてみてください。
目次
ドッグフードに含まれている添加物は安全?添加物一覧を解説
ドッグフードに含まれている添加物でよく言われているのが、愛犬の体に悪影響を及ぼす危険な添加物です。
しかし、添加物は絶対に避けるべき危険なものばかりではありません。
原材料からは摂れない栄養素を補うのもや、ドッグフードの品質を保持するための添加物もあるのです。
ドッグフードに含まれている添加物を分類カテゴリ別に一覧にしてみました。
黄色4号・黄色5号
赤色2号、赤色3号、赤色40号
赤色102号、赤色104号、赤色105号、
赤色106号
カラメル色素
カルミン酸色素
紅麹色素
三二酸化鉄
二酸化チタン
リコピン(トマト色素)
マリーゴールド(ルテイン)
食品中にいる細菌の増殖を抑制し、変質、腐敗を防ぐ目的として使用されています
ソルビン酸カリウム
プロピオン酸
糊料(こりょう)とも呼ばれます
カラギーナン
キサンタンガム
グァーガム
増粘多糖類
プロピレングリコール
CMC-Na
グリセリン
調味料とはフードの味を変えて犬の食いつきが良くするために加えられる物質の総称。「調味料」とだけ表記されていることが多い
L-グルタミン酸ナトリウム
クエン酸
風味・フレーバー
フマル酸
※個別名称が記載されていない場合もあります
天然甘味料と合成甘味料がある
還元水飴
トレハロース
D-ソルビトール
ステビア
キシロース
「香料」とだけ表記されていることが多い
※個別名称が記載されていない場合もあります。
ミックストコフェロール
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
エトキシキン
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
没食子酸プロピル
緑茶抽出物
ローズマリー抽出物
ハーブエキス
「乳化剤」とだけ表記されていることが多い
トリポリリン酸ナトリウム
乳清カルシウム
ソルビトール
プロピレングリコール
「Ph調整剤」とだけ表記されていることが多い
クエン酸
合わせて読みたい⇒ドッグフードに危険な原材料は入ってる?NGな原材料や添加物とは
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なぜ添加物が入っているのか?添加物が含まれている理由5つとは
1.栄養バランスを補うため
栄養をバランスよく摂取するためにビタミンやミネラルが添加されることがあり、その添加物は「栄養強化剤」とも呼ばれています。
食材だけでは栄養素が補いきれないために、添加物(栄養強化剤)を補填する必要があります。
特に「総合栄養食」は各栄養素に基準があるので、バランスの良い配合にするためには食材だけでなくビタミンやミネラルの添加が不可欠なのです。
栄養強化剤は、「ビタミン類(A、D、E、B1)」のように括弧書きで表記されます。
内容量が100g以下の缶詰または表示可能面積が120cm²以下のもののように、記載できる面積が少ない商品は「ビタミン類」と省略することも可能となっています。
2.品質を安定させるため
品質を安定させるための添加物として、「保湿剤」「乳化剤」「増粘安定剤」「pH(ペーハー)調整剤」があります。
保湿剤は、セミモイストフードやソフトドライフードなど、いわゆる「半生フード」でしっとりとした食感を保つために使われます。
乳化剤は、水と油を混ぜて均一に保つために使われ、乳化は品質が均一化したり、舌触りが良くなったりするメリットがあります。
増粘安定剤は、粘りやとろみをつける「増粘剤」、食品の接着や成分を均一に保つ「安定剤」、ゼリーのように食品をゲル化する「ゲル化剤」があり、ウェットフードで多く使われます。
レトルトパウチのウェットフードですが、増粘安定剤の増粘多糖類が表記されています。
pH調整剤は、食材の変色を抑えたり、弱酸性にすることで微生物の増殖を抑えて腐敗を防いだりします。クエン酸やリンゴ酸が一般的で、多すぎると味に影響してしまいます。
3.保存性をよくするため
保存性をよくするための添加物として、「保存料」「酸化防止剤」があります。
保存料は、食品の中にいる細菌の増殖を抑えて腐敗を防ぐために使われています。
水分量が10%程度と少ないためカビが発生しにくいドライフードや、殺菌して密封される缶詰やレトルトパウチ、冷凍保存するウェットフードでは使われません。
「ソルビン酸」「ソルビン酸カリウム」は保存料としては一般的ですが、毒性は報告されていません。
酸化防止剤は、油などの酸化を抑えるために使われます。
「エトキシキン」「BHA」「BHT」「ミックストコフェロール(ビタミンE)」「ローズマリー抽出物」などが酸化防止剤としては一般的ですが、エトキシキンとBHA、BHTはペットフード安全法で使用量が制限されています。
4.食いつきを良くするため
香料(着香料・フレーバー)や甘味料は食いつきを良くするために添加されています。
ワンちゃんの食いつきが悪くてお悩みに方にとって、香料や甘味料が添加されたドッグフードは食いつきが良くなるので救世主のような存在かもしれません。
しかし、粗悪な原材料や余計な添加物が多く使われているために発生する変な臭いを、香料や甘味料を足してごまかしている場合もあります。
食いつきでお悩みの場合は、手作りのごはんをあげてみると良いかもしれません。
新鮮な手作りであれば、食べてくれるワンちゃんも多いです。
しかし、「忙しくてなかなか手作りしている暇がない」「手作りだと栄養がきちんと摂れているか不安」という方には、国産手作りドッグフード【PETOKOTO FOODS】を利用する方法もあるます。
【PETOKOTO FOODS】は、愛犬の体に合わせた手作りのドッグフードが自宅に届くので栄養面でも安心です。
5.見ためをよくするため
見ためをよくするためとは、着色料や発色剤を使い、美味しそうに見せて飼い主さんに購入してもらうためです。
ピンクやグリーンなど、色鮮やかなフードを見たことはありませんか?
確かに、ただ茶色いだけのフードに比べて美味しそうに見えますが、そのフードには「赤色◯号」のような着色料が使われています。
また、お肉の鮮やかな色を保つために「亜硝酸ナトリウム」に代表される発色剤が使われることもあります。
人間ほど視覚が発達していないワンちゃんは、主に嗅覚(きゅうかく)でおいしい食べ物かどうかを判断しているので、着色料が使用されていても何の意味もありません。
見ためをよくして、飼い主さんにおいしそうなドッグフードだと認識してもらい、買ってもらうためなのです。
使用制限がある添加物4つは本当に危険なのか
- エトキシキン(酸化防止剤)
- BHA(酸化防止剤)
- BHT(酸化防止剤)
- 亜硝酸ナトリウム(発色剤)
添加物名 | 成分規格(ドッグフード1g当たり) |
エトキシキン | 75ppm |
BHA、BHT | 合計75ppm |
亜硝酸ナトリウム | 100ppm |
ppmとは
例えば、エトキシキンは75ppmなので、1トンの原料の中には75g以上のエトキシキンを添加してはいけないということになります。
エトキシキン
BHA
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)は、膀胱がんになったり、甲状腺がんになったりする可能性があるといわれています。
しかし、ラット(ネズミ)への投与実験で発がん性が見られたため危険な成分とされることもあるのですが、ラット以外での発がん性は確認されていません。
逆に抗がん作用が報告されています。
欧州食品安全機関は、「最大で150mg/kg完全配合飼料の用量で、ネコ以外の全動物種に対して安全である」と結論づけています。
BHT
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は、ペットフード安全法でBHTとBHAとエトキシキンを合計した量に上限値(150ppm)が定められています。
膀胱がんになったり、甲状腺がんになったりする可能性があるといわれていますが、制限範囲内で使用する限り、毒性や発がん性は報告されていません。
亜硝酸ナトリウム
亜硝酸ナトリウムは、肉の鮮やかな色を保つ発色剤として使われ、ボツリヌス菌など細菌の増殖を抑える効果もあります。
発がん性が疑われていますが、日本をはじめアメリカやEUでドッグフードに含まれる亜硝酸ナトリウムでの健康被害は報告されていません。
まとめ:添加物が気になるなら無添加のドッグフードを選ぼう
「ドッグフードに添加物が含まれている理由4つと添加物一覧を解説!」をお伝えしてきました。
◆ドッグフードに含まれている添加物は安全?添加物一覧を解説
◆なぜ添加物が入っているのか?添加物が含まれている理由5つとは
➧1.栄養バランスを補うため
➧2.品質を安定させるため
➧3.保存性をよくするため
➧4.食いつきを良くするため
➧5.見ためをよくするため
◆使用制限がある添加物4つは本当に危険なのか
➧エトキシキン
➧BHA
➧BHT
➧亜硝酸ナトリウム
◆まとめ:添加物が気になるなら無添加のドッグフードを選ぼう
添加物と聞くとネガティブなイメージでとらえがちですが、栄養バランスを補うためや、保存性をよくするためなどの目的があることがわかりました。
危険だといわれている添加物には使用制限が設けられているため、基準を満たしていれば問題はありません。
とはいえ、添加物が気になるという方は天然由来の酸化防止剤(ローズマリー抽出物)などが使用されているフード、または無添加のフードを選ぶとよいでしょう。
愛犬の健康を守ってあげられるのは、飼い主である私たちだけです。
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