そもそも、グレインフリーって何?
◆グレインフリーのドッグフードを選ぶと、アレルギーのリスクを回避できる
◆グレインフリーとグルテンフリーの違いとは?
◆グルテン(穀物)の摂りすぎが及ぼすわんこへの影響3つ
◆グレインフリーとグルテンフリーのメリット・デメリット
◆まとめ:グレインフリーのフードで穀物の摂りすぎによるアレルギーを回避
グレインフリーのドッグフードは、アレルギーのリスクを避けることができると言われています。
目次
グレインフリーのドッグフードを選ぶと、アレルギーのリスクを回避できる
ドッグフードの中には、小麦やトウモロコシなどの穀物を含んでいる割合が多いフードがあります。
もともと肉食の動物である犬は、唾液の中に「アミラーゼ」というでんぷんの消化酵素を持っていないので、穀物を上手に消化することができません。
そのため小麦やトウモロコシなどの穀物は消化が難しく、毎日たくさんの量を与えるとアレルギー発症の原因となります。
穀物(グレイン)が原因のアレルギーの症状
- 口周りや耳、手足など皮膚のかゆみ
- 発疹や熱、むくみ
- 下痢や嘔吐
- 涙やけ
- 脱毛や薄毛、毛並みの荒れ、フケ など
上記のようなアレルギー症状を回避するには、グレインフリーやグルテンフリーのドッグフードを選ぶことが重要となってきます。
グレインフリーのドッグフードは、消化吸収がよく、アレルギーのリスクが低いフードです。
しかし、グレインフリーやグルテンフリーのフードは、アレルギーのリスクを回避できるなどのメリットだけではなく、デメリットもあります。
メリットやデメリットを理解して、ドッグフードを選びましょう。
グレインフリーとグルテンフリーの違いと穀物の影響3つ
などと詳しくは分かりませんでした。
グレインフリーとは?
グレインフリーとは穀類全般が使われていないという意味です。
穀類は小麦や大麦・米に代表される「禾穀類(イネ科)」の他に「菽穀類(マメ科)」の大豆や小豆、えんどう豆といったものから「擬似穀類」に分類されるキヌア(キノア)、アマランサスといった聞きなじみのないものまで含みます。
ドッグフードでのグレイン(穀類)は、一般的には米・小麦・大麦・オート麦・トウモロコシなどを原材料としてよく使われる禾穀類(イネ科)を指しています。
菽穀類(マメ科)や擬似穀類のものは含まれないことがほとんどなので、サツマイモや豆類はグレインではありません。
グルテンフリーとは
グルテンフリーとは大麦や小麦、ライ麦などの麦類に含まれるたんぱく質の一種(グルテン)が使われていないという意味です。
グレインと言葉自体はとても似ていますが、グルテンは「穀類の一種である麦類に含まれるタンパク質のうちの1つ」と特定のものを指すのに対し、グレインは穀物全体のことを指すので、グレインのほうがより広い意味を持ちます。
グルテンを含む小麦や「ふすま」などの麦類は、エネルギー源として重要な炭水化物や、繊維・ミネラルなどを多く含む原材料です。
また、ドライフードを成型するための「つなぎ」の役割もあります。
その中に含まれるグルテンは、植物性タンパク質なのでフードのタンパク質含有量を高めることも期待できます。
さらに、安価で安定的に入手できるということもあり、グルテンはペットフードに多く利用されています。
グルテン(穀物)の摂りすぎが及ぼす3つの影響
安くて大量に入手できる便利な食材である穀物(穀類)は、ドッグフードの「つなぎ」や「かさ増し」素材などの理由で使われています。
ヘルシーさや栄養価でも見直されている穀類(穀類)もありますが、犬が一般的な穀物を大量に摂取すること、以下のような3つの影響があります。
肥満の原因になる
穀物類は、体内で分解されると血液中で糖質として吸収されるため、内蔵脂肪がつきやすくなると言われています。
糖質を大量に摂取すると、体内で血糖値が上昇し「インスリン」という血糖値を下げるホルモンが分泌されます。
このホルモンには、脂肪をエネルギーとして貯めこむ機能があるので、穀物類を多く摂取すると血糖値が上がり、太りやすくなってしまうのです。
アレルギーの原因になる
小麦などに含まれるグルテンは、免疫器官を刺激してアレルギーや皮膚疾患の原因となることがあります。
今まで平気で穀物類を食べていたワンちゃんも、ある日突然、穀物のタンパク質に反応してアレルギーを起こす可能性があるので注意が必要です。
内臓に負担をかける
犬は唾液中に消化酵素「アミラーゼ」を人間のようにたくさん持ってないので、穀物を消化し辛い身体の作りになっています。
穀物(穀類)を大量に摂取すると、消化器を酷使し内臓に負担をかける恐れがあります。
グレインフリーとグルテンフリーのメリット・デメリット
ここからはグレインフリーとグルテンフリーのメリットとデメリットをお伝えしていきます。
どんなものにも、メッリトがあればデメリットもあるので、きちんと理解しておきましょう。
グレインフリーのメリットとデメリット
グレインフリーのメリット
・穀物が使用されていないため、フード全体量で肉類の割合が増えるので、動物性たんぱく質が多く摂取出来る
「穀物アレルギー」をもつワンちゃんは増えてきているので、アレルギーの心配をせずに食べられるのは最大のメリットといえますね。
また、穀物類を使用していないことで、必然的に肉類の割合が増えるので、ワンちゃんに必要な動物性たんぱく質を豊富に摂取できるというのも、うれしいメリットです。
グレインフリーのデメリット
・一般のものに比べると価格が高め
グレインフリーのフードは穀類が入っていないため、炭水化物が少なく肉の割合が増え高たんぱくになる傾向があります。
持病があって、動物病院で高タンパクのフードを控えるように言われているワンちゃんにはおすすめできません。
また、極端に運動量が少ないワンちゃんやシニア犬は、たんぱく質の摂りすぎで肥満の原因になってしまいます。
穀物アレルギーのあるワンちゃんにおすすめです。
また、アレルギーの原因が小麦類なのかトウモロコシなのか豆類なのかわからないワンちゃんにも、グレインフリーならば穀物全般が使用されていないので向いているといえます。
犬は本来、肉食動物なので、肉食を重視した食事にしたいワンちゃんにもおすすめです。
グルテンフリーのメリットとデメリット
グルテンフリーのメリット
・グレインフリーに比べて、ドッグフードの種類が多いので選択肢が増える
グルテンフリーのデメリット
・アレルギーの原因がどの穀物によって反応しているのか分からない場合は、アレルギーが起こるリスクがある
グルテンフリーのドッグフードは、小麦以外の穀物にアレルギー反応を起こしてしまうワンちゃんには、当然ながらおすすめできません。
アレルギーの原因がどの穀物によって反応しているのか分からない場合も、アレルギーが起こってしまうリスクがあるので避けたほうが良いです。
雑食化が進むわんちゃんにとって栄養価の高い良質な穀物もあるので、良質な穀物は摂取したいけれど、アレルゲンとなりやすい「グルテン」は含まれていないドッグフードを食べさせたいワンちゃんにオススメです。
また、パグやヨークシャーテリアにかかりやすい壊死性髄膜脳炎という脳の病気は、小麦に含まれるグルテンが原因のひとつであるということが最新の研究で発表され、グルテンフリーのドッグフードが治療食なります。そのため、特定の脳の病気をもつワンちゃんにもおすすめです。
壊死性髄膜脳炎
壊死性髄膜脳炎(パグ脳炎)は、大脳の表面(大脳皮質)の一部で原因不明の炎症が起こり、次第に大脳の表面全体や小脳、脳幹へと炎症や壊死が進行していき、それに伴った神経の症状(全身性のけいれん発作など)が現れる病気です。最初にパグで多発する病気として紹介されたので「パグ脳炎」という俗称がつきました。現在はそのほか犬種でも報告があるため、壊死性髄膜脳炎と呼ばれることが多いです。
発症の原因はいまだに不明ですが、発症犬では脳の一部の細胞に対して自分自身が攻撃をしてしまう異常(自己抗体産生)が確認されており、自己免疫の異常による病気(自己免疫疾患)である可能性も疑われます。
まとめ:グレインフリーのフードで穀物の摂りすぎによるアレルギーを回避!
「グレインフリーのフードを選ぶ理由、アレルギーのリスクを回避!」をお伝えしてきました。
◆グレインフリーのドッグフードを選ぶと、アレルギーのリスクを回避できる
◆グレインフリーとグルテンフリーの違いと穀物の影響3つ
- グレインフリーとは?
- グルテンフリーとは
◆グルテン(穀物)の摂りすぎが及ぼす3つの影響
- 肥満の原因になる
- アレルギーの原因になる
- 内臓に負担をかける
◆ グレインフリーとグルテンフリーのメリット・デメリット
- グレインフリーのメリットとデメリット
- グルテンフリーのメリットとデメリット
◆まとめ:グレインフリーのフードで穀物の摂りすぎによるアレルギーを回避!
「グレインフリー」と「グルテンフリー」、言葉はとても似ていますが、「グレイン」は穀物全体のことを指し、「グルテン」とは小麦などの麦類から生成されるたんぱく質の一種ということがわかりました。
穀物を食べてもまったく問題がないワンちゃんもいるため、ドッグフードはグレインフリーでなければ駄目だということではありません。
消化が上手くいっていなかったり、アレルギーの心配をしたりするのなら、価格は高めですがグレインフリーのドッグフードの利用を考えてみましょう。
愛犬の健康を守るためにも、しっかりと考えて選定することが重要です。
- 原産国:イギリス
- 上質なチキンを50%以上配合
- 穀類を使用していないグレインフリー
- 添加物を徹底的に排除
- 香料・着色料不使用
- 小型犬の小さな口でも食べやすい小粒
価格:2kg 税抜3,960円(税込4,356円)
送料:税抜10,000円以上無料
特典:定期購入 最大20%OFF
1袋ごとに製造番号が記されており、生産日がいつか、原材料がどんなものかなどを知ることができ安心。
小型犬でも噛み砕きやすく、かつ丸飲みしないようなほどよい大きさ。
チキン味でワンちゃんの嗜好性にも配慮し、固すぎずサクサクとした食感も楽しめます。