栄養成分表を見ると、どんなことがわかるの?
◆理想的なドッグフードを選ぶなら、栄養成分表示を見よう!
◆ドッグフードに含まれている栄養成分表示の項目8つの役割
◆必見!栄養成分表示でわかるドッグフードを選ぶポイント4つ
◆まとめ:栄養成分表示の見方を知ることで愛犬に合っているフードがわかる
目次
愛犬に合った理想的なドッグフードを選ぶなら、栄養成分表示を見よう!
パッケージに記載されている栄養成分表示の8つの項目とは
ここからは、パッケージに記載されている栄養成分表示の項目を詳しくみていきましょう。
ドッグフードには下記の成分が含まれています。
「糖質」「たんぱく質」「脂肪」「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」は6大栄養素と呼ばれる愛犬の健康に欠かせない成分です。
私たち人間が必要とする栄養素と同じですが、必要な栄養バランスは犬と人間とでは異なるので、犬の栄養基準を満たしたドッグフードを選んであげましょう。
※小型犬のためのごはん【このこのごはん】
ここからは成分表によく記載されている「糖質(エネルギー)」「粗タンパク質」「粗脂肪」「粗繊維」「粗灰分」について解説します。
糖質(エネルギー)
糖質は筋肉を動かしたり体温を上げたり、脳を使ったりするのに必要なエネルギー源です。
成分表には「糖質」や「エネルギー」と記載されています。
糖質が足りずエネルギー不足になると、さまざまな悪影響を及ぼします。
エネルギー不足の悪影響
・病気への抵抗力が弱くなる
・集中力がなくなる
粗たんぱく質
たんぱく質は細胞、筋肉、腱、骨、爪、被毛、各臓器など、犬の健康な体を作る重要な栄養素です。
たんぱく質には体の中で作ることができない「必須アミノ酸」が含まれているので、毎日の食事から摂取する必要があります。
たんぱく質はお肉や魚介、卵に多く含まれていて、犬の健康維持に必要なのは低脂肪で高たんぱく質のお肉です。
特に鶏肉のささみは低脂肪で高タンパク質、消化吸収もよいのでおすすめです。
必要量の目安は子犬期で22.5%以上、成犬期で18.0%以上とされています。
粗脂肪
脂肪は体の維持や運動に必要なエネルギー源になります。また、ビタミンの吸収を助け、血液やホルモンを作る主要な成分です。
皮膚の健康を維持する必須脂肪酸を含んでいるので、脂肪が不足すると皮膚の艶がなくなり、脱毛や皮膚炎の原因となります。
脂肪は主にお肉から摂取でき、必要量の目安は子犬(成長期)には8.5%以上、成犬には5.5%以上とされています。
健康に欠かせない脂肪ですが、消費カロリー以上に摂取し続けると肥満の原因となるので、気を付けましょう。
粗繊維
繊維は食物繊維のことで、消化器官の働きを助け、腸内環境を整える善玉菌を活性化させる作用があります。
食物繊維は腸内環境を整え、糖尿病や腸疾患、がんの予防にも効果があるとされています。
繊維の性質によって下痢や便秘を改善する効果もありますが、摂りすぎると逆効果になります。
食物繊維は穀物や野菜に多く含まれているので、これらの食材をバランスよく配合したドッグフードを選ぶことが大切です。
繊維量の目安は乾物中5%未満とされています。
摂り過ぎは良くありませんので、減量用でも乾物中12〜25%、肥満再発予防でも10〜20%が推奨されています。
粗灰分
灰分(かいぶん)とは、ドッグフードを550~600℃で有機物を完全に燃やして残る灰のことで、カルシウム、リン、カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルなどが含まれています。
ミネラルは健康維持のために必要な栄養素ですが、特定のミネラルを多く与えてしまうと他のミネラルを阻害することがあるため、ミネラルにはバランスの良さが大切です。
水分
犬の体の約60〜70%は水分でできているため、栄養素としての働きはありませんが、生命を維持するために重要な成分です。
- 血液や唾液、涙などの体液をつくる
- 体温調節
- 食べ物の消化・栄養の運搬
- 老廃物の運搬・排出
ドライフードにも水分は含まれていますが、それだけで必要量を摂取することはできないため、新鮮な水を常に飲めるように用意しておきましょう。
ビタミン、ミネラルなどの栄養添加物
ビタミンやミネラルなどの栄養添加物は、健康維持に必須であるドッグフードの栄養バランスを整えるため、欠かすことはできない添加物です。
ビタミンやミネラルなどの栄養添加物の種類は栄養成分表示ではなく原材料名に記載されていますが、含有量の表記は義務付けられていないため、記載のされていないドッグフードもあります。
栄養成分表示でわかるドッグフードを選ぶポイント4つ
栄養成分表示を見ると愛犬に合った理想的なドッグフードを選ぶコツがわかります。
では、4つのポイントを具体的な数値も交えて詳しく解説していきます。
※プレミアムドッグフード『モグワン』より引用
ライフステージに合っているか
ライフステージに合っているかどうかは、パッケージの表記で確認することができます。
ライフステージによっては特に配慮したい成分もあるので、以下のポイントも参考にしてください。
子犬
成長期の子犬は、健康的に体を大きくし、少量で多くの栄養を摂取する必要があります。
子犬にとって特に配慮すべき成分は「タンパク質・脂質・カルシウム」で、以下の成分がおすすめです。
成犬
老犬
シニア期の老犬は、消化吸収能力や免疫力の低下、食欲の低下など様々な不調もあらわれ始めます。
そのため、様々な病気や症状にも配慮したフードを選ぶ必要があります。
※すでに疾患がある場合は獣医師と相談の元、療養食も検討しましょう。
▪オメガ3・オメガ6…配合
▪タンパク質(脂質)…健康状態に合わせる
▪まだまだ元気なシニア初期
タンパク質…25%以下がおすすめ
▪食欲が落ちてきたシニア期
タンパク質…22.5%以上がおすすめ
去勢・避妊後
去勢・避妊後は代謝が落ちたり、食欲がアップすることで太りやすい傾向があります。
健康的な体型を維持するためにも、以下の成分がおすすめです。
▪低脂質…12%以下
▪カロリー…360kcal以下
▪繊維質…5%以上
愛犬の体型に合っているか
愛犬の現状体型を把握し、成分だけではなく、原材料やカロリーなども参考に適したフードを選んであげましょう。
痩せ気味
痩せ気味の場合は効率的に太らせる必要があるため、以下のような成分がおすすめです。
▪高脂質…14%以上
▪高カロリー…380kcal以上
太り気味
太り気味の場合は効率的に痩せさせる必要があるため、以下のような成分がおすすめです。
▪低脂質…12%以下
▪低カロリー…340kcal以下
愛犬の悩みに合っているか
「便秘がち…」「毛艶がなくボサボサ…」など、様々な悩みをがあります
これから紹介する悩みは、栄養成分表からより効果があるかを判断することができますが、合わせて原材料もチェックすることもおすすめです。
下痢・便秘などのお腹トラブルがある
お腹トラブルを抱えている場合は、特に以下の成分がおすすめです。
▪たんぱく質…22.5%以上もしくは主原料
▪腸内サポート成分
乳酸菌、オリゴ糖、ビール酵母など
▪消化しやすい炭水化物
サツマイモ、ジャガイモ、豆類など
毛並みが悪い・皮膚トラブルがある
毛並みが悪い、皮膚トラブルがある場合は、特に以下の成分がおすすめです。
▪タンパク質…22.5%以上もしくは主原料
▪オメガ3脂肪酸を多く含むの油
サーモンオイル 、亜麻仁油、月見草オイル、タラ油、サンフラワーオイルなど
愛犬の食欲・食いつきに合っているか
一般的に、脂質が高いフードは嗜好性が高くなると言われています。
そのため、食いつきが悪い、食欲がない場合は、嗜好性を高めることで食欲を湧かせてあげるのに効果的です。
安価なフードの場合、匂いをきつくし嗜好性を高めるためにエキス・パウダー・油などを添加している商品もあります。
さらに無意味な人工添加物の過剰摂取は犬の胃腸に負担をかけ、消化を妨げる可能性もあります。
まとめ:栄養成分表示の見方を知ることで愛犬に合っている理想的なフードかわかる
「栄養成分表示でわかる愛犬に合ったドッグフードを選ぶ4つのポイント」をお伝えしてきました。
◆理想的なドッグフードを選ぶなら、栄養成分表示を見よう!
◆ドッグフードに含まれている栄養成分表示の項目8つの役割
・糖質(エネルギー)
・粗たんぱく質
・粗脂肪
・粗繊維(食物繊維)
・粗灰分
・水分
・ビタミン、ミネラルなどの栄養添加物
◆栄養成分表示でわかるドッグフードを選ぶポイント4つ
・ライフステージに合っているか
・愛犬の体型に合っているか
・愛犬の悩みに合っているか
・愛犬の食欲、食いつきに合っているか
◆まとめ:栄養成分表示の見方を知ることで愛犬に合っている理想的なフードかわかる
ドッグフードの栄養成分表は少しわかりにくいですが、愛犬の必要量を把握して適切な量を与えることが大切です。
栄養成分表の見方を知っていれば、愛犬に合った理想的なドッグフードを見分けることができるようになります。
愛犬の健康のためにもドッグフードの栄養成分表をよく確認して、理想的なドッグフードを選びましょう。
チワワやミニチュアダックス、ポメラニアンなどの小型犬に特化したドッグフードもあります。
普通のドッグフードの栄養成分表などを確認しなくても、小型犬の健康に配慮しているのでおすすめです。
※アレルギーや持病などがある場合は成分をきちんと確認したり、医師の指示に従ってください。
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