4Dミートは危険?健康上問題はないが4D不使用フードを選ぼう

 

ふう太
4Dミートは危険と言われているけど、本当に危険なの?
ドッグフードに入っていても大丈夫?
4Dミートのことをもっと詳しく教えて!
今回はこんな疑問にお答えします。

◆危険と言われている4Dミート!安全性や健康に問題はなく気持ちの問題

◆そもそも4Dミートって何?4Dミートを詳しく解説!

◆4Dミートは本当にドッグフードに入っているの?

◆4Dミートが使われていないドッグフードの選び方

◆まとめ:4Dミートはわんこの健康を害するわけではないが気持ちの問題

こんにちは、この記事を書いているpakiraです。
4Dミートは本当に危険なのでしょうか?
4Dミートが含まれたフードを与えて健康被害が出た例はなく、健康上の問題はないので必ずしも危険とは言い難いのが本当のところでしょう。
とはいえ、4Dミートの内容を知ることで、気持ち的な問題が生じる方が多いのも事実です。
この記事では、
・4Dミートは本当に危険なのか
・そもそも4Dミートとは何なのか
・4Dミートが不使用のドッグフードを選ぶコツ
など、詳しくお伝えしていきます。
少しショッキングな内容もありますが、愛犬の健康を守るためにも4Dミートについて知っておくことも大切です。
初めて小型犬のドッグフードを選ぶ方や、ドッグフードを変えたいと悩んでいる方は参考にしてみてください。

目次

危険と言われている4Dミート!安全性や健康に問題はなく気持ちの問題

 

4Dミートを詳しく知っていますか?
今までにワンちゃんや猫ちゃんを飼ったことがある方なら、ネットなど多方面で、ドッグフードの危険な材料と言われているので知っている方も多いでしょう。
4Dミートの4Dとは以下の頭文字「D」から取ってつけられた造語です。
  • Dead(死んだ動物の肉)
  • Diseased(病気だった動物の肉)
  • Dying(死にかけの動物の肉)
  • Disabled(障害のある動物の肉)

pakira

これだけみると恐ろしいです。

こんなお肉使われているかと考えるとショック!
昨今、安全性がうるさく言われ、ペットフード安全法も施行されているので、4Dミートを使用していても製品自体の安全性が損なわれるものではありません。
4Dミートを摂取することで犬にどのような健康被害が起こるかはわかっていませんし、今のところ愛犬が健康被害になった例はなく、気持ち的な問題だといえます。
とはいえ、4Dミートが含まれているフードを愛犬に与えたくはないのが本音です。

ポイント!

ペットフード安全法」は、愛がん動物の健康保護を目的とした法律です。

製造メーカーはこの法律を遵守しながら、ドッグフードを製造・輸入・販売して、記録を帳簿に記載することが義務付けられています。
つまり、国産のドッグフードは、犬に有害な原材料を使うことはあり得ないのです。

そもそも4Dミートって何?4Dミートを詳しく解説!

 

ふう太
4Dミートって何?本当に安全性に問題はないの?

 

 

ここからは4Dミートを詳しく解説していきます。

 

 

 

これらの動物の肉は品質が低いため、人間の食肉としては流通しません。

 

食肉加工の際に出てくる食肉以外の肉副産物(屑肉、内臓、脳、血液、骨、脂肪などの非可食部位)がレンダリング(加工)され、動物性油脂を精製します。

 

レンダリング後、肉副産物の油脂を搾りとった残りかすは肉粉や肉骨粉に加工し、有機肥料や家畜の飼料やペットフードなどに有効利用するのですが、その際に4Dミートが混ぜられているとして問題にされているのです。

 

レンダリングとは

家畜を食肉用に加工すると肉以外の部分の骨、皮、内臓などいわゆる肉副産物と呼ばれる部分が大量に余ります。

食べられない部分や内臓などのあまり需要のない部位を熱加工して、脂分や固形分(肉粉)を飼料や肥料などに有効利用する工程のことをレンダリングといいます。

 

レンダリングは約130℃以上の熱処理が行われ、油脂と固形分が生産されますが、畜種別に処理するラインが整備されているので、ライン別で用途が異なります。

 

 

また、牛の処理では、油脂はたんぱく等の余計なものが除去され、工業用や飼料用になりますが、肉骨粉はBSEの危険性を排除するために焼却されます。

 

 

畜種別に処理するラインは下記のようになっています。

 

日本畜産副産物協会より引用

ここで生産される牛脂は、国際獣疫事務局(OIE)が定める基準に従っているため、安全性が確保されています

4Dミートは本当にドッグフードに使われているの?

ふう太
日本では畜種別にレンダリングされているのはわかったけど、このレンダリングに4Dミートが混ぜられているんじゃないかって問題になっているんだよね。

レンダリングで使用される材料の多くは、食肉加工場で出る畜産副産物です。

 

食肉加工場は厳重に管理されているので、牧場で死んでしまった家畜や病気の家畜などが混じることはありません。

それなのにレンダリングによって作られたチキンミールやポークミールなどの素材には、ネットなどで危険といわれている4Dミートが本当に入っているのでしょうか?

Dead(死んだ動物の肉)

 

結論からいうと、残念ながら「Dead(死んだ動物の肉)」は使われています。

 

4Dミートの「Dead(死んだ動物の肉)」とは屠殺以外で死亡してしまった家畜=農場で死んでしまった家畜といえます。

 

通常、食肉加工する時には屠殺されるので、死亡していない動物の肉が出回ることはありません。

 

 

日本では農林水産省が出した通達の資料に、農場で死んでしまった家畜をレンダリングの原料として、ドッグフード用の肉骨粉等に使われていることが明示されています。

 

農林水産省、ペットフード用肉骨粉等の取扱いより引用

 

 

このことから「Dead(死んだ動物の肉)」が入っているのは本当といえます。

 

畜産が盛んなアメリカではもっとひどく、死亡した家畜をレンダリングに利用するのは当たり前で、その量もかなり多いようです。

 

ヨーロッパでも国によって違いはありますが、状況は変わらないといえます。

 

pakira
諸外国では当たり前にDeadが使われているなんて・・・

Diseased(病気だった動物の肉)

 

「Diseased(病気だった動物の肉)」も使われています。

 

上記のように、農場で死亡した家畜を原料として使っているのなら、病気の家畜が混じってしまっている可能性は高いといえます。

 

なぜなら、屠殺場に送られることなく農場で死んでしまった家畜は、病気やケガにより死んでしまったと考えられるからです。

 

大量死した場合は感染症などが疑われますが、散発に死んだ家畜の死因をわざわざ調べるようなことはしないので、見た目に問題がなさそうなら躊躇なくレンダリングに回されるでしょう。

 

ふう太
じゃあ、牛の場合はどうなの?
BSEの感染が問題になっていたけど
牛の場合は死亡したら必ずBSE検査が行われ、BSE陽性なら焼却処分されます。
国産のミートミールには病死や斃死した(突然死んだ)牛が混じることはありません。

 

また、鳥インフルエンザで大量に死亡した鶏などは厳重に処分されます。

 

牛の場合ほど厳重に管理されている訳ではありませんが、ペットフードに混入する可能性は低いと考えられます。
※現時点で鳥インフルエンザが犬へ伝播した例は報告されていません

 

pakira
故意ではなくても病気の家畜が混じってしまうことは普通にあると想像できますね。

Dying(死にかけの動物の肉)

 

「Dying(死にかけの動物の肉)」は使われていません。

 

死にかけた家畜=まだ生きている家畜が、食肉加工ルートでレンダリングに使われることはありません。

 

農場からレンダリング施設に搬送されるのは死亡した家畜に限られるので、死にかけた家畜をレンダリングには使用しません。

 

死にかけの家畜は屠殺されるか、死ぬのを待ってから搬送されます。

 

 

 

Disabled(障害のある動物の肉)

 

「Disabled(障害のある動物の肉)」は使われています。

 

屠殺場に送られることなく死亡する家畜には「障害を持つ」動物が一切含まれないとは考えにくいです。

 

先天的に障害がある場合と、後天的に切断など外傷によって障害を持つ場合がありますが、どちらも病原菌を持っているわけでも内臓に異常があるわけでもありません。

 

病気の家畜をレンダリングの原料として使うことがあるのなら、障害のある家畜を利用しない理由はないでしょう。

 

 

 

なぜ、4Dミートが使われているのか?

 

ふう太
信じられないような肉から作られた4Dミートはなぜ使われているの?
4Dミートが使われる理由はコスト削減のためです。
ドッグフードには様々な材料が使用されていますが、そのメインとなる成分はたんぱく質である肉や魚です。
肉の使用量が多ければ、野菜などの材料と比べて単価がアップします。
しかし、4Dミートを使えば、1番コストがかさむ部分をかなり抑えることができます。

 

 

 

4Dミートが使われていないドッグフードを選ぼう

 

 

4Dミートの「死にかけの動物」以外、ドッグフードに使われているというのは、あまり気持ちの良いものではありませんね。

 

しかし、日本では「ペットフード安全法」によって安全性が定められているので、4Dミートを使用していても製品自体の安全性が損なわれるものではありません。

 

とはいっても、4Dミートの実態を知った以上、愛犬の健康を守るためにも4Dミートが使用されているドッグフードは与えたくないですよね。

 

愛犬のためにも、4Dミートが使用されていないドッグフードを選びましょう。

 

 

原材料には4Dミートとは表示されていない

 

ドッグフードのパッケージにはペットフード安全法により、国産はもちろんですが輸入品でも原材料を表示をしなければなりません。

 

しかし、これまでお伝えしてきた「4Dミート」が原材料に使われていても、「4Dミート」とは表示されず、下記のように〇〇ミールと表示されています。

 

 

※ミールとはレンダリング後、肉副産物の油脂を搾りとった残りかすが、肉粉=ミールです。

 

 

チキンミールやポークミールなどと表示されている場合、4Dミートが使われている可能性があります。

 

 

日本のミートミールには4Dミートが入っている心配がありません。

 

ミートミールには食用の原料部分しか用いていないので、不可食部位(食用でない部位)は一切入っていません。また、食用の脂を製造するため鮮度管理にも注意が払われています。

日本ではBSEを徹底的に排除するために、牛を原料にした肉骨粉は作られていません

 

 

 

4Dミートが使われていないドッグフードの選び方3つ

 

ふう太
4Dミートが使われていないドッグフードを選ぶにはどうすればいいの?
4Dミートは健康上問題はないとはいえ、愛犬には与えたくない方も多いことでしょう。
4Dミートが使われていないドッグフードの選び方は3つ
1.原材料に〇〇ミールと表示されているものは避る

2.公式サイトを確認する
3.激安ドッグフードを避ける
詳しくみていきましょう。

原材料に〇〇ミールと表示されているものは避る

原材料にチキンミールやポークミールなど、〇〇ミールと表示されているフードは避けましょう。

ドッグフードの表示に「4Dミート」の配合の有無が記載されることはないので、レンダリングされたであろう「肉粉=ミール」が使われていないものを選ぶのが最も簡単となります。

「鶏肉」や「ラム肉」などと、具体的な肉の種類が明記されたドッグフードを選ぶようにしてください。

 

ふう太
ドッグフードの原材料を確認することが大切だね

 

 

公式サイトを確認する

 

ドッグフードのパッケージだけでなく、公式サイトも確認してみましょう。

 

公式サイトには、原材料の生産地や品質について明記されているサイトもあるので安心感があります。

 

 

pakira
公式サイトに原材料の産地が明示されていると、より安心感がありますね。

 

 

激安ドッグフードを避ける

 

4Dミートが使われているドッグフードは、激安であることが多いです。

 

そのため、他の商品と比べてあまりにも安いドッグフードの場合は、チキンミールなどのミールが使われている可能性が高いので、避けたほうがよいでしょう。

 

 

pakira
ホームセンターやドラッグストアなどに、激安のドッグフードが売られていますが、パッケージの原材料をきちんと確認しましょう。

 

まとめ:4Dミートはわんこの健康を害するわけではないが気持ちの問題

 

 

「4Dミートは危険?健康上問題はないが4D不使用フードを選ぼう」をお伝えしてきました。

 

◆危険と言われている4Dミート!安全性や健康に問題はなく気持ちの問題

◆そもそも4Dミートって何?4Dミートを詳しく解説!

◆4Dミートは本当にドッグフードに使われているの?
 ➧Dead(死んだ動物の肉)
 ➧Diseased(病気だった動物の肉)
 ➧Dying(死にかけの動物の肉)
 ➧Disabled(障害のある動物の肉)

◆なぜ、4Dミートが使われているのか?

◆4Dミートが使われていないドッグフードを選ぼう
 ➧原材料には4Dミートとは表示されていない
 ➧4Dミートが使われていないドッグフードの選び方3つ
  ・原材料に〇〇ミールと表示されているものは避る
  ・公式サイトを確認する
  ・激安ドッグフードを避ける

◆まとめ:4Dミートはわんこの健康を害するわけではないが気持ちの問題

 

4Dミートが使われているのは本当でしたが、日本ではペットフード安全法が施行されているので、4Dミートを使用していても製品自体の安全性が損なわれるものではありません。

 

しかし、家族同然の愛犬に4Dミートが使われているドッグフードは与えたくありません。

 

安全性や健康上問題はないとはいえ、気持ち的な問題といえます。

 

4Dミートが使われていないドッグフードを選んであげましょう。

 

 

おすすめのドッグフードを紹介します。
食いつきが違う!『カナガンドッグフード チキン』
たっぷりのチキンを配合し、驚きの食いつき
  • 原産国:イギリス
  • 上質なチキンを50%以上配合
  • 穀類を使用していないグレインフリー
  • 添加物を徹底的に排除
  • 香料・着色料不使用
  • 小型犬の小さな口でも食べやすい小粒
原産国:イギリス
価格:2kg 税抜3,960円(税込4,356円)
送料:税抜10,000円以上無料
特典:定期購入 最大20%OFF
1袋ごとに製造番号が記されており、生産日がいつか、原材料がどんなものかなどを知ることができ安心。
小型犬でも噛み砕きやすく、かつ丸飲みしないようなほどよい大きさ。
チキン味でワンちゃんの嗜好性にも配慮し、固すぎずサクサクとした食感も楽しめます。

 

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